テレビのある生活

 最近、家にテレビが来た。

 とは言ってもテレビは友人からの貰い物で、1年くらい前から家にあった。

 ただ、見てなかった。というか見方がわからなかった。

 高校に上がってすぐ、実家が引っ越したんだけど、初めて手に入れた自分の部屋にはテレビ線を繋ぐコンセント的なものはなく、部活もやっていたし、アルバイト(サイゼリヤのキッチン)もしていたし、帰ったらパソコン触ってお風呂入って寝る、みたいな生活をしていたこともあって気付けばその頃からテレビとは離れた生活を送っていた。

 小学校~中学3年生くらいまでは、おそらく、自分はごく普通のテレビっ子だった。

 当時、ゴールデンタイムでやっていたドラマやバラエティは人並みには見ていたし、ずっと関東に住んでいるものの母がお笑いと関ジャニが好きだったのもあって、BSでやってる吉本新喜劇の再放送や関西ローカルの番組(夕方くらいにやってた関ジャニの冠番組、名前なんだっけ)も付き合わされてよく見ていたのを覚えている。お笑いに関して言うと、オンエアバトルは友達の影響で見てた。江戸むらさきと磁石が好きだった。

 ちなみにドラマはHEROとか、ランチの女王が好きだった。たぶん前後2歳くらいの人にはわかってもらえるんじゃないだろうか。この感じ。

 あと、キムタクと明石家さんまが出ている「空から降る一億の星」というやつがすごく好きだったんだけど、これはあんまり人に言ってもわかってもらえなくて悲しい。上手く言い当てられないけど、暗くて良い。いまだにツタヤでDVDを借りて何回も見たり、大して見もせず返したりを繰り返している。

 そういうわけで、見ていたテレビ番組にはひと通りの思い入れはあるものの、10代後半の頃の生活を脳内で勝手に引きずっていたのもあって一人暮らしを始めてからもテレビは買わなかったし、「買ってもきっと見ないだろうなあ」なんて思っていた。

 だから、この歳になって恥ずかしいのだけど、正直どうやってテレビを見ればいいか分からなくて「え、契約とかっていらないんですか・・・?」という感じであった。

 つい先日、テレビをくれた友人と飲んだ時に

「そういえば、テレビ、使ってくれてる?」

と言われ、

「ごめん。見方がわからない」と、僕。

「線を繋げ。繋いだらすぐ見れるよ」と、友人。

「マジ?」

 引っ越しの時に、なぜか管理会社の人が置いていってくれた白い線のことを思い出した。

 3年越しの解決。帰って即、テレビ線を差し込む。テレビにも繋ぐ。電源を入れる。テレビ、点く。

 衝撃だった。

「これがヒルナンデスか」と思った。

-雑記

11月生まれ O型 リコチェットマイガール