A「今日飲み会あるんだけど来ない?」
B「あーごめん。今月もう金ないわー」
A「あ、大丈夫今日は宅飲みだから。この間Bが置いて行った酒まだあるし」
B「いや、ちょっと課題も終わってないんだよね…」
問1.
あなたはAです。上の会話文に続くAの回答で、Bを飲み会に参加させなさい。会話はABと交互に3回まで行えるものとする。
ただし、Bの実際の状況は今月あと3日で1万円ほどの金銭的な余裕があり、課題も特に急ぎでやらねばならないものではないとする。しかも今なんとなく気が向かないだけで参加したらしたでBが一番騒いで楽しんで帰るものとする。
みなさんも人の子なら、誘う内容が飲み会でないにしろ似たような状況に陥ったことがあるはず。
これ問題文俺が作っておいてなんですけど、金の暴力か性の暴力か暴力に訴える以外にBを誘うのってほぼ無理だと思うんですよね。このBのような状態を俺は
「八方塞がり(エイトシャットアウト)モード」
と呼んでいて。もうこのモードに入ったらBは重機でもガンダムでも動かせない。誰にも止めらんねえよ、Bの家から出ない頑なな気持ちをよ。
そういえば、営業テクニックに使われる心理学だかで「フットインザドア」みたいな名前のやつがあって調べたら詳しく出てくると思うんだけどここでザックリ説明すると
「YESって言った後にはYESって人間言いやすくなるから、簡単なお願いから初めてだんだん大きなお願いをしろ」
的な内容だったはず。違ったらごめんなさい。
たとえば観光地で
「もうお金使っちゃってるしお土産これも買っちゃえ~」
ってなるやつとか。エステサロンの
「脱毛無料でやってます!(オプションで総額20万ぐらい取りますけど)」
みたいなやつとか、全部そう。最初に提示した条件を飲み込ませれば次以降の条件も飲みやすくなるそうな。
話は戻ってこの八方塞がりモード、フットインザドアの逆verだと思うんですよね。一度断っちゃうと「ノー」と言う方向に折り目が付いて、来たら来たで楽しいくせに何故か頑なに断るBが完成するんですよね。なんかもうB殴りたくなってきた来いよバカ。てめー俺とCとEで死ぬまで飲ませてやるからな。
これもうね、B別に来たくない理由「なんか気が向かない」だけなんですよね。完全に無意識に支配されてる。こいつはもう虫、思考のない本能で動く虫のような存在。ゴキジェットで死ぬ。
人間って判断基準が本当に無意識に左右されててまあどうかと思うんですよね。
だって何より俺(A)が頑としてBを飲み会に参加させたいのも完全に無意識。一回冷静になれ俺(A)。Bなんか参加してもそんなに面白くないだろよく思い出せ断られたからなんとなく来てほしくなってるだけだろ俺(A)よ。B酔っぱらうとすぐ相席屋行こうよって言うじゃんダルいぞ俺(A)よ。
ともかくとして、この八方塞がりモードを一発で解除する魔法のような誘い文句があったらぜひとも誰か教えてください。
まってるよ(飲み会で)。