松阪牛は本当にうまいのか

 今週、本業の方で打ち合わせがあり銀座で松阪牛を食べた。お見せしよう。これです。

 捕獲レベルいくつだよ。

 値段は聞かなかったが話から察するにどうやら数万単位のものだそう。恩を着せられても困るので

「わあ、おっきいですね」

 と、価値のわからぬ白痴の振りに徹した。銀座、肉ピエロである。

 そりゃもう、おいしかったんですけれども、人間ってすごく不思議な生き物で、なんか悔しくなってきたんですよね。食べながら。

 普段は冷凍パスタと野菜炒めばかり食べている身分ですので、これを「おいしい」と認めてしまえば相対的に俺の食生活が全否定されてしまう… と錯覚、当惑しまして。俺は金額というどうしようもない暴力に一矢でも報いたくなったのです。

 再確認の為再び松阪牛

 何畳あんのこれ。住めるだろ。

 もう一回言います。おいしかったです。認めましょう。たぶん読んでないでしょうが担当者さんありがとうございました。ご馳走様でした。

「お口の中で溶けちゃう~」

 とかいうじゃないですか。テレビのバカは。溶けるわけないだろ。父親がアシッドドラゴンなのか?そのぐらいに思ってたんですけど、溶けるんですよね。すごい。脂がすごいから猛烈に溶けていくし動物性のタンパク質はうまい。

 だし、高いので衛生管理もしっかりしてて半生で食べても脱法生レバーみたいにはならんわけです。贅沢ですね。

 なんですけど、美味しさって何か?と大枠で考えたときに、やっぱり金銭価値とは直結しないんじゃないかと。トリコも「捕獲レベルはウマさじゃねえ」と言ってましたしね。

 だから?例えば?松坂牛がめちゃくちゃ繁殖してエチゼンクラゲのように、あるいはペパーミントのように、狩っても狩っても食っても食っても追いつかないほど市場にのさばったら松坂牛は高いままじゃないわけですよね?え?俺が普段食べてる鶏のササミとかの方が高くなって、松阪牛は猫の缶詰になったりもしうるわけですよね?違いますかお金持ちのみなさん。俺は間違っていますか?俺はササミが好きです。ほおっておいてくれませんか!!!

 ていうか肉の味ってタレじゃないですか?俺はそうだと思います。

 知ってますか?味って、おいしいんですよ。じゃあ”味の塊”であるタレ類がうまくないわけがないですよね。肉の味はタレ。タレです。

 むしろタレを食う為に肉を媒介にしてるぐらいまである。しゃぶしゃぶなんかマジでそう。俺はポン酢を食う言い訳として肉を食ってる。いつも最終的に酔っぱらって直接ポン酢飲むしな。

 タレうまい… → でもタレだけ飲んだらお母さんに怒られる… → 肉買うか…

 完全にこれでしょ。肉はタレを食う為の言い訳でしょ。みんな見栄を張るな。

 だから、肉なんかなんでもいいんです。みんな目を覚ませ。タレを片手に俺と立ち上がれ。叙々苑で肉を食う痴れ者どもに思い知らせるのだ。

 俺は俺の意思で、本当においしい!と思って普段ササミを食べているんです。バカみたいにニンニク乗せて安焼肉で大喜びしてるんです。同じ値段で松阪牛が食べられたとしてもね、松阪牛なんか脂ばっかりで舌触りが上品でコクがあってさっと火を通すだけで肉本来のうまみで必要十分の味わいが

 圧倒的に松阪牛を選びます。負け惜しみしてんなよタレ厨は。

 じゃあな。あばよ。

-雑記

1991年8月4日生まれ。獅子座のO型。