夢の恋人

 こんなとんでもない時間に目が醒めて、そりゃもう密室系ホラー映画の小部屋に閉じ込められたような気持ち。時限性で懲役6時間ほど出口はないようなので何か書こうと思いました。今日は夢の話です。話界の中でも下の下、夢の話です。

 夢の中で恋人になってる誰か、っていません?

 現実世界で会ったことのある具体的な誰かじゃなくて、昔の恋人でもなくて、夢の中の人物らしく顔のない声のない”印象”だけで存在感を放つ誰か。

 それは昔の恋人とかちょっと好きだった子とか、または全く気にも留めてなかった意外な誰かのパーツパーツを拾って押し固めてできたような誰か。

 夢の中でその子と夕方待ち合わせて、コンビニでストロングゼロを買って、飲みながら居酒屋まで歩き、ベロベロになって家に帰ってネットフリックス見ながらエロいことをし始めました今日は。夢です。

 夢の中の酒ってなんであんなにウマいんだろう。ジュースみたいで、実際には飲んでもいないのに何故か酔っぱらう。人間って本当に思い込みなんだな。中島らもの小説でもそんな描写が出てきたし万人がそうなんだろう。どうでしょう。

 とにかくそんな幸せなデートをして、目が覚めるんだけど、その恋人は起きた時には当然隣にはいない。誰だよアイツ。

 もう会えないのだ。その子には。どんなに愛おしくても。愛おしさだけ置いてどっかに消えやがる。ほとんどテロの領域だ。恋心テロ。

 そうもするとこんな時間に目が覚めてもう無性に寂しくなる。もう二度と会えない誰か、というのは死人と同じだ。知人恋人に死人が出たようなものだ。

 夢の恋人が勝手に俺の部屋に断りもなく置いていくのは愛おしさだけじゃない。

 1日3セット程俺は平均して夢を見るのだけれど打率8割で悪夢。上のような幸せな夢も起きた後の落差最悪さを鑑みれば10割で悪夢ですね。で、今からするのは8割の話です。

 夢の中で恋人として突然存在を放っては

「本当に自分の事ばっかりなんだね」

 だの

「自分の都合にいつでも他人が付き合ってくれるなんて思ったらだめだよ」

 だのだの、具体的に言えばどんどん俺がへこんでいくのでもうやめにするけれど本当にイタい所をついてくる。

 そういう時は大体心臓がバクバクいってそこで夢が打ち止め。お前一体誰なんだよと壁を殴って二度と寝れない。マジもんのテロ。

 人間て、夢見てる時間が人生の何割かを占めるらしい。

 夢の話なんてどうしようもありはしないけどもう少しねえ。幸せな空間になってはくれまいかと思います。

 寝れねえ。

-雑記

1991年8月4日生まれ。獅子座のO型。